姫路城 コラム 姫路城 コラム
写真提供:姫路市

姫路城 - コラム -

純白には訳がある!

不戦城「姫路城」の美しさと強さ

真っ白な城壁で統一された、日本一優美な“白鷺城” 真っ白な城壁で統一された、日本一優美な“白鷺城” 写真提供:姫路市

姫路城と言えば、何といってもその美しさ。

白鷺城(しらさぎじょう・はくろじょう)とも呼ばれ、平成21年(2009)から5年に及んで行われた「平成の大修理」では薄く何度も塗り重ねられ、その漆喰の厚さは3cmにもおよび、そのまばゆいほどの白さが話題となりました。本来、漆喰の主原料である消石灰は、強アルカリ性のためカビは発生しづらいとされていますが、今回の大修理では防カビ剤を塗布したことにより、4、5年ほどはこの美しい白さが保たれるそうです。

白鷺城が誕生したのは、遡ること江戸の幕開け、慶長14年(1609年)のことでした。姫路藩初代藩主・池田輝政によって、建造には8年もの歳月が費やされています。高台に白くそびえたつ姫路城はまるで羽根を広げた白鷺。そしてこの美しい白を作りだしているのが白漆喰です。壁や窓枠、屋根瓦の目地など、外に露出している部分すべてを白漆喰で塗り固める「白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)」と呼ばれる工法で作られました。漆喰は、防火・防水に優れているといわれる「消石灰」を主原料とした壁などに塗られる建材で、防御性向上のため城郭建築の際に用いられていました。


真っ白な城壁で統一された、日本一優美な“白鷺城” 真っ白な城壁で統一された、日本一優美な“白鷺城” 写真提供:姫路市

姫路城の魅力は美しさだけではありません。 敵の侵入を防ぐ要塞としての驚くべき軍事的機能を随所に備えています。要塞として最も重要な曲輪(くるわ)や堀、門などの配置「縄張(なわばり)」についても、螺旋城の複雑な作りで、敵が攻め込みにくい巧妙な縄張になっています。

曲輪とは城の周囲を石垣や堀等で区画した区域のことで、姫路城では内曲輪、中曲輪、外曲輪が3つの堀が大きく左回りの螺旋状に囲まれています。(内曲輪に天守郡、中曲輪が上・中級家臣の武家屋敷、外曲輪は町人と下級家臣の居住区でした。)敵が内曲輪から天守に攻め入ろうとしても通路は迷路のように複雑で、多くの門や櫓も配置され、大天守へは容易にたどり着けないようになっています。

厳重な防御設備を備えた姫路城ですが、400年の歴史の中で実戦の舞台になることもなく、太平洋戦争で見舞われた2度の空爆でも消失を免れています。まさに「不戦・不焼の城」、その美しさと強さが、400年の時を越えて尚、人々を魅了し続けています。特に「平成の大修理」を終えた今、何度となく訪れて、その時々の白さの変化にも目を向けてみると、その度にまた違った美しさの再発見があるかもしれません。

世界遺産音声ガイドでは、城内の門や櫓に関する工夫や秘密、その他にも数々のご案内をしております。ぜひ現地でお楽しみください。

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