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平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 - コラム -

華やかな平安絵巻

春の藤原祭り

毎年、春と秋に平泉で開催される藤原祭り、特に毎年5月1日から5日の間に行なわれる「春の藤原祭り」は、とても華やかで期間中に数々の行事が行なわれます。コラム「奥州藤原氏の繁栄と平泉の黄金文化」でもご紹介しておりますが、ここ平泉の基礎をつくり、平泉を中心に東北地方一帯に勢力を張った豪族・奥州藤原氏のお祭りです。
毎年5日間の日程は決まっており、5月1日午前10時、中尊寺本堂で奥州藤原氏四代の「追善法要」が営まれます。その後10時30分に行なわれる「稚児行列」では、桜花を手にした、稚児、詠歌衆、袍裳七条(ほうもうしちじょう)の式衆(僧侶)の行列が、中尊寺本堂を出発し、金色堂まで練行します

春の藤原まつり「義経公東下り行列」 春の藤原まつり「義経公東下り行列」 「義経公東下り行列」画像提供:平泉観光協会

5月2日には、開山堂で護摩供や源義経公主従追善法要が行なわれます。

5月3日に行なわれるのは、春の藤原祭り最大のイベント「源義経公東下り行列」です。義経主従が、兄・源頼朝に追われ、やっと平泉へ落ちのびてきた所を、藤原秀衡が喜んで自ら馬に乗って暖かく迎えた様子を再現しています。
毎年、秀衡・義経・北の方など、それぞれの役柄に合わせて有名人や芸能人が選ばれ話題となります。馬や牛車に乗って、山伏姿の弁慶ら武者一行・待女たちを従えた行列は中尊寺金色堂を参拝、焼香し供養を行ないます。午前10時に出迎えの行列が、中尊寺下から毛越寺へ向かい、午後1時30分に毛越寺を出発して中尊寺に向かいます。

5月4日には、白山神社祭礼、中尊寺で行なわれる神事能、白山神社能舞台では能、狂言などが行なわれます。また、毛越寺の僧侶たちにより執り行われる「哭き(なき)祭り」は、ちょっと変わったお祭りです。この日は奥州藤原氏・二代目・基衡の妻の命日で、その基衡の妻が建立し、毛越寺の東に隣接している観自在王院跡で行なわれる基衡の妻を埋葬するお祭りで、僧侶達がすすり泣くように経を唱えることから、哭き祭りと言われるようになったそうです。列の最後尾には頭巾を被った2名の僧侶が柩(ひつぎ)に見立てた神輿をかつぎ、葬送の列が阿弥陀堂を、経を唱えながら3周回り、回りながら散華(蓮の花びらの形をした紙)を撒きます。そして、基衡の妻の墓碑に向い焼香をします。祭事が始まった時期は、不明ですが、愛妻に先立たれた基衡の心情を表しているお祭りです。観自在王院跡は、広大な寺院跡で、現在は史跡公園となっています。

特別史跡・名勝旧観自在王院庭園 特別史跡・名勝旧観自在王院庭園 「特別史跡・名勝旧観自在王院庭園」画像提供:平泉観光協会

最終日の5月5日は、中尊寺神事能、毛越寺延年の舞などが行なわれ、中尊寺・毛越寺ではそれぞれに能や舞が奉納されます。また、平泉駅前では、約160キログラムの力餅を担いで歩いた距離を競う弁慶力餅競技大会も行われます。
奥州藤原氏の栄華を偲ばせる数々の行事と平安絵巻の行列は、世界遺産に登録されている古都平泉にふさわしく雅でとても華やかなものとなっています。

毎年、11月1日~11月3日に行なわれる「秋の藤原まつり」では、中尊寺で追善法要が行なわれ、もみじを手にした稚児行列、菊供養会の他に、中尊寺能楽堂で能楽が上演されます。 毛越寺でも、藤原氏四代に感謝して報恩法要が行なわれ、鹿踊りや神楽などの郷土芸能も行われます。

音声ガイドでは、中尊寺や毛越寺のみどころに加え、おなじく構成資産となっている金鶏山や観自在王院跡もご案内しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

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