石見銀山 コラム 石見銀山 コラム

石見銀山遺跡とその文化的景観 - コラム -

石見銀山の楽しみ方

銀で栄えた二つの町「大森町」と「温泉津」

大久保間歩 大久保間歩 「大久保間歩」撮影協力:大田市観光協会

銀山が世界遺産になっていると聞くと、暗い坑道に入っていくイメージがあるのではないでしょうか。確かに、石見銀山の中心的遺跡である竜源寺間歩(まぶ:坑道)や大久保間歩の見学では、暗い穴に入って、生々しい削り跡の残る壁や、深い穴を見ることになります。でも「大久保間歩」のガイドさん付きツアー(週末や休日のみ開催)は、ヘルメットに長靴、手には懐中電灯といういでたちで入りますので、ちょっと「探検」の気分も味わえる、楽しいツアーなのです。予約制で事前注意がありますので、詳しくは大久保間歩予約センターへお尋ね下さい。

それでもやはり「暗い穴はちょっと、、、」という方には、その採れた銀のおかげで栄えた二つの町を歩き、泊まることをお勧めします。

その二つの町とは、銀山が隣接する町として栄えた大森町と、銀の積出港として栄えた温泉津(ゆのつ)町です。いずれも世界遺産「石見銀山」の構成資産であるとともに、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、通りを歩くこと自体が、実は石見銀山の大きな楽しみなのです。

大森町の町並み 大森町の町並み 「大森町の町並み」撮影協力:大田市観光協会

まず大森町ですが、江戸時代は天領(てんりょう:幕府直轄地)として代官所がおかれ、石見銀山周辺の政治と経済の中心でした。今は資料館になっている代官所の裏庭には、実は農民の反乱などの非常時に近くの寺社へ代官が逃れる「抜け穴」と言われている穴が2つあるので見つけてみてください。また、国の重要文化財になっている商家「熊谷家」の住宅では、なんと来客用の「お風呂」や「トイレ」まであります。もちろん今は実際に使うことはできませんが、是非中に入って御覧ください。さて、そんな大森には、現在でも全国的にも有名な「商家」があります。それはアパレルブランドなどを展開する群言堂(ぐんげんどう)の本店です。古民家を改装した店内では、暮らしに根付いた生活用品や雑貨などを売っているほか、ギャラリーやカフェも併設しています。その他、往時の風情を残す武家屋敷や、素晴らしい鏝絵(こてえ:左官職人が蔵の外壁に描いたレリーフ)があるお寺など見どころがたくさんあります。赤い色の石州(せきしゅう:石見のこと)瓦と、各家の軒先の一輪挿しが特徴的な街並みを、是非楽しんでください。

龍御前神社の夜神楽 龍御前神社の夜神楽 「龍御前神社の夜神楽」撮影協力:大田市観光協会

次に温泉津町です。「温泉津」という字は「温泉」という漢字と港を表す「津」という漢字から成り立っていますが、まさしく「温泉が出る港」として町は発展しました。2つの天然日帰り温泉とともに多くの温泉旅館があり、疲れをいやすことができるとともに、港からあがる新鮮な日本海の魚介類をいただくことができます。そして、夕食後の楽しみは、なんといっても龍御前(たつのごぜん)神社で開催される石見神楽(いわみかぐら)です。神楽はかつて日本全国で盛んに行われていた我が国最古の芸能ですが、その中でも石見神楽は舞もお囃子も速いテンポで激しく、神事でありながら演芸的な要素が強いのが特長です。特に「大蛇(おろち)」という演目は、勇壮でストーリーも明快、子供さんや初めて見る人にも最適なものです。観客と一体となって繰り広げられる、神社での夜の石見神楽、忘れられない夜になると思います。なお温泉津温泉街も大森町と同じく、赤い色の石州瓦の街並みで、通りの両側の各所には六角水の形をした雪洞(ぼんぼり)がぶら下がっています。どの雪洞も、各店の個性があらわれています。それらを眺めて歩いてみてはいかがでしょうか。

音声ガイドでは、世界遺産「石見銀山」の中心的構成資産である「銀山柵内」の中でも、圧倒的な迫力を持つ清水谷製錬所跡を含め、大森町や温泉津など、石見銀山の構成資産の数々をご案内しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

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