石見銀山 コラム 石見銀山 コラム

石見銀山遺跡とその文化的景観 - コラム -

ウォーキングコースのご紹介

銀を運んだ街道を歩く

世界遺産「石見銀山」を構成する二つの町、つまり銀山が隣接する町として栄えた大森町と銀の積出港として栄えた温泉津(ゆのつ)町、をつなぐ「銀を運んだ道」も世界遺産であることをご存知でしたか?全長約15キロメートル、途中で昼食をとっての丸1日の「世界遺産」ウォーキングコースですが、最初は山々の景色を、その後は里山の田園風景を、そして最後は海の景色を楽しむことができるという、変化にとんだとても楽しいコースです。さらにその夜は温泉津温泉街で、温泉につかって疲れをとることができ、新鮮な日本海の魚介類をいただけるという、健康的でかつ贅沢な1日を過ごすことができるのです。

龍源寺間歩入口 龍源寺間歩入口 「龍源寺間歩入口」写真提供:大田市

コースの概略と見どころを紹介しましょう。まず銀山公園近くの大森バス停から、まっすぐ龍源寺間歩(まぶ)へ向かいます。ここを通り過ぎるとすぐに坂根口番所跡があり、いよいよ柵内(さくのうち:銀山地区を囲っていた柵の内側)から出ることになります。

多くの坑道がありたくさんの銀がとれた「仙の山」や、銀山争奪戦の中心となった山吹城跡がある「要害山」などの山々を見ながら、昔は茶屋があったという峠を越えると、宿場町としても栄えた温泉津町の西田地区にはいります。ここでは、谷あいの棚田やのどかな里山の風景が楽しめます。また秋口になると、木を三角錐状に組み立てて刈り取った稲束を天日干しにする、「ヨズクハデ」がたくさん見られます。「ヨズクハデ」の「ヨズク」とはフクロウのことで、稲束を掛けた姿がフクロウに似ていることが、呼び名の由来です。西田地区は「日本の米作りの里100選」にも選ばれています。

西田地区のヨズクハデ 西田地区のヨズクハデ 「西田地区のヨズクハデ」写真提供:大田市観光協会

西田地区の次には清水地区にはいりますが、ここには通称「金柄杓(かなびしゃく)井戸」と呼ばれる、近隣の山の伏流水が岩の間から湧き出している場所があります。昔、その水のおいしさに感動した大森の代官が、当時は高価だった金属製の柄杓を奉納したことが由来だそうです。「島根の名水百選」にも選定されています。「清水」地区を過ぎるとまた坂道になり、「松山の道標(どうひょう)」と呼ばれる、石造りで屋根付きの道しるべがたっています。この道しるべは江戸時代に作られたもので、「右 銀山大森・・・いづも大・・・」と刻まれているのが、かろうじてわかります。

沖泊港 沖泊港 「沖泊港」撮影協力:大田市観光協会

そして、静かな沖泊(おきどまり)港に到着します。ここは、最初に銀鉱石の積み出しをする港として使われた鞆が浦(ともがうら)港よりも石見銀山からは遠くに位置していますが、リアス式海岸のため海が深く波も静かで大型船が容易に出入りできます。そのため、今では想像できないのですが、戦国時代の後期には、銀の輸送や物資の補給のために使われ、港はたくさんの人で活気があふれていたそうです。さらに江戸時代には、日本海側を盛んに往来していた「北前船(きたまえぶね)」の寄港地にもなりました。そのため、この湾内には船をつなぐ「鼻ぐり岩」がたくさん残っています。「鼻ぐり」とは、牛の「鼻輪」のことで、岩に穴を開けたもののほか、「杭」のように岩を立てた棒状のもの、「臼」の形をしたもの、と形はさまざまです。是非探してみてください。

最後に、沖泊港から温泉津温泉街までは、近年地域住民のボランティア活動で整備された「温泉津沖泊往還道(おうかんどう)」を通ります。到着地である西念寺の裏の崖には、馬をつなぎとめるための穴が開いている「馬つなぎ石」が残っており、江戸時代から続く峠道の風情を感じることができます。

音声ガイドでは、世界遺産「石見銀山」の中心的構成資産である「銀山柵内」の中でも、圧倒的な迫力を持つ清水谷製錬所跡を含め、沖泊や温泉津沖泊道など、石見銀山の構成資産の数々をご案内しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

世界遺産巡りのパートナーに!
SkyDesk Media Trek
世界遺産音声ガイド
アプリをダウンロード
して試してみよう!

※Apple および Apple ロゴは米国その他の国で登録された Apple Inc. の商標です。App Store は Apple Inc. のサービスマークです。

※Android、Google Play、Google Play ロゴは、Google Inc. の商標です。

アプリをダウンロードして試してみよう!
  

※Apple および Apple ロゴは米国その他の国で登録された Apple Inc. の商標です。App Store は Apple Inc. のサービスマークです。
※Android、Google Play、Google Play ロゴは、Google Inc. の商標です。

MENU