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紀伊山地の霊場と参詣道- コラム -

秋の熊野速玉大社 例大祭

神馬渡御式と御船祭

熊野三山のひとつ熊野速玉大社は、熊野速玉大神と呼ばれる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と熊野夫須美大神と呼ばれる伊弉冉尊(いざなみのみこと)が主神です。夫婦神を祀っていることから、縁結びの神社としても知られています。また、熊野詣でに欠かすことの出来ない聖地で、熊野本宮大社・熊野那智大社と共に、熊野権現と呼ばれる十二の神々を祀っています。熊野速玉大社は、古来より熊野古道を命がけで歩いてきた参詣者をあたたかく迎え入れました。

神倉神社大鳥居 神倉神社大鳥居 「神倉神社大鳥居」写真提供:熊野速玉大社

今回は、熊野の秋を代表する例大祭ひとつ、毎年10月15日から16日に行なわれる熊野速玉大祭をご紹介します。このお祭りは、毎年2月6日に行なわれる熊野速玉大社の摂社である神倉神社の例大祭「御燈祭」と合わせて、国指定重要無形民俗文化財となっています。また、神倉神社は、熊野大神が最初に降臨された聖地でもあります。 熊野速玉大社公式サイト<祭礼行事>:(http://kumanohayatama.jp/?page_id=8

お祭りは、15日に行なわれる神馬渡御式(しんめとぎょしき)と、16日に行なわれる御船祭(みふねまつり)が有名で、「大神が天から神倉山に降臨して、阿須賀神社のある蓬莱山に移り、熊野川を遡上して御舟島に着き、御旅所を経て速玉大社に鎮座した。」という、主祭神来臨を再現する祭りです。お祭り当日は、通りや商店街など、街のあちこちに子供神輿が出て、踊りや太鼓の音が響き、とても賑わいます。

諸手船に曳航され熊野川をのぼる神幸船 諸手船に曳航され熊野川をのぼる神幸船 「熊野川をのぼる神幸船」写真提供:熊野速玉大社

10月15日は、本殿大前ノ儀(ほんでんおおまえのぎ)で始まります。宮司が祝詞を捧げ、人々の幸福や世界の平和などを祈願します。続いて4人の巫女が世界遺産登録を記念した創作神楽「神なぎの舞」を奉納します。
午後には「神馬渡御式」が行なわれます。熊野速玉大神の御神霊が御神馬に遷され、熊野川沿いの御旅所(おたびしょ)へ渡御する神事です。御神馬に先導された行列は、阿須賀神社へ向かい、そこで御神馬に唐鞍が置かれ、御神霊が移されます。そして、御神馬と行列が速玉大社に帰ってきます。御神霊は御神馬から杉ノ仮宮に祀られ、神事が行なわれます。

御船島を周回する早船 御船島を周回する早船 「周回する早船」写真提供:熊野速玉大社

10月16日は、御神霊が神輿と船で御旅所に渡御する神事「御船祭」が行なわれます。南紀随一の船祭りとして名高く、神代の時代絵巻を今に伝えるもので1000年以上の歴史があります。御神輿に遷された御神霊が、町内を一周してから熊野川の河原に到着すると、早船競漕が始まります。
御神輿は、朱塗りの美しい神幸船(しんこうせん)に乗せられ熊野川の御船島を3周し川原に接岸しますが、その神幸船を先導する形で御船島を3周回る9隻の早船競漕が行われます。海賊とも言われた「熊野水軍」を思わせる勇ましさが圧巻で、手漕ぎの船ですが、ものすごい速さでとても迫力があり、人気のお祭りとなっています。早舟競漕は、上りの競漕と下りの競漕の2回行なわれます。
そして、戻ってきた神幸船から御神霊は元の御神輿に遷され、速玉大社に帰って行きます。その後、神輿所の杉ノ仮宮で松明の灯りの中、神事が厳かに斎行されます。

音声ガイドでは、熊野速玉大祭が行なわれる熊野速玉大社の他、熊野本宮大社、熊野那智大社の見所に加え、世界遺産に登録されている花窟神社、鬼ヶ城、獅子岩などもご紹介しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

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