古都京都の文化財- コラム -

京都でお遍路体験!

仁和寺から巡る「御室八十八ヶ所霊場」

仁和寺は、皇室出身者が代々門跡(住職)を務めていたこともある、皇室とゆかりの深いお寺で、仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって建立を発願されたことに始まります。翌年、光孝天皇が崩御された後は、第59代宇多天皇が遺志を継がれ、仁和4年(888年)に完成し、寺号も元号から仁和寺となりました。そして、1994年に「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして世界遺産に登録されました。

毎年、春には満開の御室桜で飾られる仁和寺、その裏山となる成就山の八十八カ所の霊場を巡る参拝コース「御室八十八ヶ所霊場」をご紹介します。四国八十八ヶ所は、約1,200kmの道のりですが、八十八カ所の札所がわずか3kmの道のりに凝縮され、2時間ほどで巡礼できるので、通称「御室八十八カ所巡り」と呼ばれて、ハイキングコースとしても人気です。小銭を沢山用意して行きましょう!

仁和寺 仁和寺 写真提供:仁和寺

御室八十八ヶ所霊場は、江戸時代の文政10年、当時は四国八十八カ所の巡拝が困難だった庶民の為に仁和寺の住職だった済仁法親王によって発案されたそうです。四国八十八カ所の霊場の砂を持ち帰り仁和寺の裏山の成就山に埋め、その上にお堂を建てたのが御室八十八ヶ所霊場の始まりとされています。四国八十八カ所のミニチュアバージョンですね。

札所(お堂)が、ハイキングコースのような自然あふれる山道に沿って順番に並んで建っています。各お堂には全て名前がつけられており、それぞれのご本尊・弘法大師をお祀りしてあります。また、そこで唱えるべき念仏が書いてあります。
一番札所の「霊山寺」は、仁和寺の西門を出て100mの所にあります。そして、順番に歩いて行くと、23番札所の「薬王寺」を過ぎると、開けた見晴らしの良い場所があります。33番札所の「雪蹊寺」手前に、大師像(地蔵)があり、43番札所の「明石寺」の近くに「愛宕眺所」と呼ばれる休憩場所があります。48番札所の「西林寺」近くの成就山頂上からの景色は絶景で京都市内を見渡すことができ、また、50番札所「繁多寺」から51番札所「石手寺」の間からも京都市内が眺められます。53番札所の「円明寺」までが一番険しい道になっていますので、お気をつけください。そして、88番札所「大窪寺」が最後の霊場となります。そこから、仁和寺の西門へ戻ることができます。

コースの途中には、「是より阿波の国」・「是より土佐の国」・「是より伊予の国」・「是より讃岐の国」と書かれた石柱が建てられており、本場・四国八十八カ所の巡拝さながらの気分が味わえます。

仁和寺では、札所でスタンプを押しながら巡拝する「八十八カ所ウォーク」を開催しています。開催日や詳細については、仁和寺ホームページ(http://www.ninnaji.or.jp/)「御室八十八ヶ所霊場」にて、ご確認ください。

御室桜 御室桜 写真提供:仁和寺

巡拝コースのスタート地点である仁和寺の桜は必見です。境内には約500本の桜の木が植えられており、毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。ソメイヨシノ、しだれ桜が咲いたあとに遅咲きの御室桜が咲くので、長い期間、桜を楽しむことができます。特に、仁和寺の御室桜は有名です。古くから数多くの和歌にも登場しています。御室桜は約2mと背が低い桜なので目の前で楽しむことができます。そして大正13年に国の名勝に指定されています。

また、ここ仁和寺には「宿坊」という宿泊施設があり、泊まることができるのです。仁和寺の国宝・金堂では毎朝お勤めを行っており、宿泊者は、特別に参拝することができます。蝋燭の灯りの中、読経に耳を傾け、祈りを捧げ、お勤めの後には僧侶による法話を聞くことも出来ます。通常の観光では体験できない、貴重な時間を過ごす事ができます。皆様も是非、世界遺産に泊まる体験をしてみてはいかがでしょうか?
仁和寺 御室会館(宿坊)(http://www.ninnaji.or.jp/syukubou/

音声ガイドでは、ニ王門、五重塔などの仁和寺の見どころに加え、世界遺産に登録されている二条城、宇治上神社などもご紹介しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

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