古都奈良の文化財 コラム 古都奈良の文化財 コラム

古都奈良の文化財 - コラム -

特 集
心身波動の平安をもたらす

「薬師寺」でお写経体験

せっかくの奈良の旅。古都を満喫すべく、世界遺産のひとつ「薬師寺」でお写経を体験してみませんか。写経により心を落ち着かせることで、本願成就のきっかけにもつながります。

古式ゆかしい「薬師寺」の歴史

龍宮造り 龍宮造り
裳階(もこし)を施した「金堂」や塔が誇る壮美は、龍宮造りと呼ばれる
法相宗(ほっそうしゅう)の大本山「薬師寺」は、龍宮造りと呼ばれる意匠が凝らされた、由緒正しき古寺です。その歴史は古く、天武天皇より発願(680年)、持統天皇によって本尊開眼(697年)、さらに文武天皇の御代に、飛鳥の地で堂宇の完成を見たのだとか。
その後、平城遷都(710年)に伴い、718年に現在の地に移されたといいます。「金堂」には、中央に薬師如来、右に日光菩薩、左に月光菩薩の「薬師三尊像」が鎮座しています。薬師如来はまたの名を医王如来ともいうそうで、身と心の病気を救ってくださる医薬兼備の仏様として、古くより庶民からも親しまれ、今なお多くの人に仰がれる存在なのです。

お写経のはじまり「お写経勧進」

西塔 西塔
昭和56(1981)年に復興された「西塔」。塔の連子窓(れんじまど)に使われている色を「青色(あおいろ)」、扉や柱に使われている色を「丹色(にいろ)」と呼ぶ
「薬師寺」は時代の変遷と共に、多くの堂塔を焼失するという歴史も持ち合わせており、堂宇の再建は長年の悲願だったといいます。その復興のために昭和43(1968)年からはじまったのが「お写経勧進」です。
「お写経勧進」とは、写経納経の供養料をお堂や塔の再建にあてるというもの。この「お写経勧進による白鳳伽藍復興」には、今や七百八十万巻を超えるお写経が勧進されています。
また、書きあげたお写経は薬師寺へ奉納し、そのすべてが金堂や西塔などのお堂に納められます。お写経を体験することは、白鳳伽藍(堂宇)を復興させ、その佇まいを未来へとつなぐ貢献にもなるのです。

お写経体験のすすめ

お写経道場 お写経道場
「お写経道場」には椅子席も用意されているので初心者でも安心。年中無休で体験可能
古来よりお経は、文字を見るだけでも功徳があり、声に出して読むとさらに大きな功徳があり、さらに一文字一文字をお写経することで、より大きな功徳があるとされています。心静かにお写経をする時間は、自分の良いところと悪いところを見つける、すなわち自身を見つめなおす時間になり得ます。お写経を通じて静かな癒しを感じながら心の洗濯をしましょう。
そしてお写経体験後は、願いごとに向かって行動することが大切です。本願成就のきっかけを自分自身で見つける、願いごとにどう向かうかを考えることこそが、お写経がもたらしてくれるいちばんのご利益といえるのかもしれません。

お写経のはじまり「お写経勧進」

お写経 お写経
「薬師寺」では、宗派を問わず誰でもお写経を体験することができます。数種類のお経が用意されていますが、一般的なのは「般若心経」(約270文字・約1時間)のお写経。
境内の「お写経道場」でゆっくりと時間をかけて写してもよし、また、自宅でも出来るよう持ち帰り用のお写経も用意されているので、2~3行ずつ日数をかけて写してもよし。
自分のペースでお写経ができるのも特徴のひとつです。
お写経 お写経
実際に体験してみると、心穏やかで安らぎに満ちた時間が得られたのがわかる
また、納めたお写経は「薬師寺」で永代供養されます。自分自身を浄めると同時に、堂宇復興への協力にもなるお写経、ぜひ体験してみてはいかがでしょう。
撮影/海老名進 取材・文/立花奈緒(ブレーンシップ)
世界遺産巡りのパートナーに!
SkyDesk Media Trek
世界遺産音声ガイド
アプリをダウンロード
して試してみよう!

※Apple および Apple ロゴは米国その他の国で登録された Apple Inc. の商標です。App Store は Apple Inc. のサービスマークです。

※Android、Google Play、Google Play ロゴは、Google Inc. の商標です。

アプリをダウンロードして試してみよう!
  

※Apple および Apple ロゴは米国その他の国で登録された Apple Inc. の商標です。App Store は Apple Inc. のサービスマークです。
※Android、Google Play、Google Play ロゴは、Google Inc. の商標です。

MENU