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古都奈良の文化財 - コラム -

古都奈良のシンボル

「興福寺」国宝五重塔と三重塔

興福寺の五重塔は、奈良のシンボルとしてよく知られていますが、興福寺にはもう一つ見逃せない、寺内最古の建造物であり、国宝ともなっている三重塔があることをご存知でしょうか。今回は、興福寺の五重塔と三重塔についてご紹介します。ご興味を持たれましたら、この機会に、ぜひ興福寺を、奈良を訪れてみませんか。

興福寺 興福寺 写真提供:奈良観光協会

日本の仏像ブームを生んだといわれる「阿修羅像」で有名な興福寺は、中臣鎌足(藤原鎌足)に起源をもち、藤原氏の氏寺として興隆しました。奈良時代にほぼ完成した天平伽藍は、その後、何度も火災にあいながら、そのたびに「天平回帰」として復原的な復興を繰り返しています。中でも中金堂は7回も焼失しながら、天平当時と同じ礎石の上に再建されていましたが、享保2(1717)年以降は、仮堂が2000年に解体されたままとなっており、中金堂再建は長らく悲願とされてきました。(現在、中金堂は、再建工事中で、2018年10月完成予定です。)


たくさんの国宝建造物や重要文化財があり敷地が史跡に指定されている興福寺は、「古都奈良の文化財」として、他の7つの構成資産とともに、1998年に世界文化遺産に登録されました。

五重塔 五重塔 写真提供:奈良観光協会       

興福寺は、奈良時代に藤原不比等によって創建され、五重塔は、藤原不比等の娘、光明皇后の発願によって天平2(730)年に建立されました。その当時、高さ50.1m五重塔は、日本で一番高い塔でした。この五重塔は、5回の焼失と再建を繰り返し、応永33(1426)年頃に再建されたのが、現在の塔です。古式を守る純和様の建築は、規模も形式も創建時代の姿を伝える極めて貴重なものです。初層には、薬師三尊・釈迦三尊・阿弥陀三尊・弥勒三尊像が安置されています。通常は拝観できませんが、特別展などで公開されることがあります。イベント情報をチェックして、タイミングを合わせてぜひ訪れてみてください。

三重塔 三重塔 写真提供:興福寺       

三重塔は、北円堂と共に寺内最古の建造物で、建物そのものが国宝に指定されています。毎年7月7日に1日限りの特別開扉を行っています。また、不定期ですが、特別展にて開扉されることがあります。全国で国宝の三重塔は13基しかなく、国宝の五重塔、三重塔を共に有するのは興福寺だけなのです。康治2(1143)年に建立後、治承2(1178)年の治承の大火で焼失し、まもなく再建されたもので、平安時代の建築様式を伝える軽やかで優美な線が特徴です。初層内部には千体仏が描かれ、東の須弥壇に弁才天像と十五童子像を安置しています。弁才天像の起源としては弘法大師が勧請したという伝承もあり、頭部に鳥居のある宇賀神と習合した姿をしています。三重塔は、南円堂の裏手に隠れたように、横の階段を下りた途中の道から入った、少し奥まった場所に建っています。

興福寺は、鹿とふれあえる奈良公園に隣接するお寺です。奈良公園近隣には大仏で有名な東大寺や全国に数多くある春日神社の総本社である春日大社もあります。お時間がありましたら、合わせて見学するのもお勧めです。

音声ガイドでは、興福寺の五重塔・三重塔に加え、南円堂や北円堂、南大門をご案内しています。また、世界遺産の構成資産となっている他の6ヶ所もご案内しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

コラム作成協力:興福寺 様
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