白川郷・五箇山の合掌造り集落 コラム 白川郷・五箇山の合掌造り集落 コラム

白川郷・五箇山の合掌造り集落 - コラム -

ドイツ人建築家が絶賛!

絆と知恵がつまった合掌造り家屋の魅力とは

ドイツ人建築家が絶賛!絆と知恵がつまった合掌造り家屋の魅力とはドイツ人建築家が絶賛!絆と知恵がつまった合掌造り家屋の魅力とは写真提供:岐阜県白川村役場

「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は、岐阜県と富山県にある3つの集落からなります。

白川郷(岐阜県白川村の荻町地区)と、五箇山(富山県南砺市の相倉地区、菅沼地区)は約20㎞と離れていますが、庄川によって結ばれ、ひとつの文化圏を形成しています。山間部にある3つの集落は、長い間、ほかの地域から隔絶された環境にあったため、集落同士のつながりは強く、浄土真宗に対する信仰心を共有しながら、社会制度、生活習慣においてユニークな文化圏が形成されていきました。

合掌造りの家はその象徴的存在でもあり、江戸中期から昭和初期まで建てられました。古い建物で築300年と言われています。その中でも保存状態の良い、白川郷荻町の59棟、五箇山の相倉の20棟、菅沼の9棟が世界遺産に登録されています。

この一帯は平地が少なく、豪雪地帯のため稲作には向いておらず、養蚕製糸、火薬の原料となる塩硝(煙硝)の生産、紙漉きが盛んになりました。また、住居を建てるのに適した土地が少ないことから、伝統的に大家族制度となり、これらの産業を家内制手工業として成立させる背景ともなっています。床面積が広く、多層構造の合掌造り家屋は、ここで手仕事を行い大家族が生活するためには欠かせない構造であったといえます。


ドイツ人建築家が絶賛!絆と知恵がつまった合掌造り家屋の魅力とはドイツ人建築家が絶賛!絆と知恵がつまった合掌造り家屋の魅力とは写真提供:岐阜県白川村役場

ドイツの著名な建築家ブルーノ・タウトは、1933年から1936年の3年余りを日本に滞在し、日本各地を旅しながら日本の美を外国人の目線から、見出しました。その際、この地を訪れたタウトは、合掌造りに関し「これらの家屋は、その構造が合理的であり、論理的であるということに関して、日本全国を通じてまったく独自の存在である」と著書「日本美の再発見」の中で絶賛しました。

しかし戦後の経済発展と生活の近代化の中で、その数は急激に減少し、集落の中に残されている合掌造り家屋は現在ではわずかに150棟以下となっています。1995年に世界遺産に登録されたことで、人が暮らす世界遺産として世界中から注目を集めることになりました。

「合理的であり、論理的である」と、その構造面で外国人から高い評価を得、懐かしい日本の山村風景を今に伝える白川郷と五箇山は、時を経ても決して色褪せることのない「美しい日本」の象徴です。人類共通の財産となったその価値や魅力を再認識し、今後も次世代へと大切に受け継いで行きたいものです。

音声ガイドでは、白川郷・五箇山の見どころに加え、合掌造りの白川郷の「野外博物館 合掌造り民家園」や五箇山・菅沼合掌造り集落の「五箇山民俗館」をご紹介しています。ぜひ、アプリとブックをダウンロードしてお試し下さい。

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